不景気の終わりが見えないなか、「家計の節約」は一般家庭にとっての必須スキルになりつつあります。

終身雇用の幻想も崩壊したいま、一家の主は現在のポジション維持どころか、降格や給与減、ひいては職の有無さえも将来的保証のない、不安定な状況になってきました。

誰にもこれからの状況が分からない実に不透明な時代が、どこの家庭にもしのび寄ってきているのです。

多くの家庭の家計には、気づかない無駄がたくさん眠っているものです。

家計節約は大変そうと考えている人も多いでしょうが、本当に身の回りのちょっとしたところを改善することで、毎月~年単位で数万円の節約を実現することも可能なのです。

たとえば、ご主人やお子さんの携帯電話の現在の加入プランを、もっと安いものに変更することはできませんか?

ご主人のビールを発泡酒に替えるだけで、年間いくら節約できるかについて計算してみたことはありますか?

以前に入ったままほったらかしの保険を、もっと保険料が安いものに変更することもできるのではありませんか?


家計節約をはじめるにあたり、まずは「わが家の家計の現状を把握する」ことが大切です。

そして自分の家の家計状況が判明したら、他の家庭の状況もある程度は知っておいたほうが良いでしょう。

しかし自分の家の家計状況などを他人に教える家などないでしょうから、いわゆる平均的データをインターネットなどで調べて、比較してみるのです。

ネットで検索するといろいろ情報も出てきますので、たとえば1ヶ月の食費を調べたら、次に水道光熱費・教育費・趣味娯楽費へと、調べる範囲を少しずつ広げていきましょう。

たとえば「四人家族の1ヶ月の食費平均はおよそ7万円」というデータがありますが、あなたの家が四人家族なら、このデータと比べてみるのです。

自分の家の食費が7万円より多いことがわかったら、今度はどの部分が平均より目立って多いのかについて、項目を細かくして調べていくのです。

世帯別平均出費の統計などは、さまざまな項目をチェックできるはずですので、ぜひ自分の家計簿と比べてみて下さい。


家計節約が必要とわかって、いよいよ実行となった場合は、家計簿管理のためになにより家族の協力が欠かせません

たとえば食費などは、育ちざかりの子供がいる場合には節約や食費の切り詰めといっても、なかなか難しいかもしれません。

食費については、まず最初に「嗜好品」に目をつけるのがコツです。

子供の場合ならお菓子、ご主人の場合ならタバコやアルコール類の見直しになりますね。

これらを節約することは、生活習慣病のリスクを減らすという大義名分も立ちますから、ある意味で一石二鳥です。

いまや子供ですら、メタボあるいは糖尿病になる時代なのですから!


家計節約の成功の秘訣は、家族に対してえさをぶら下げることです。

家計節約は、家族が一団結しておこなっていかないと、なかなか成功するものではないからです。

もし家計節約がうまくいって、たとえば貯金が目標額に届いたら家族そろっておいしいものを食べに行くとか、一泊旅行に行くとか、そういった家庭内のルールを決めておきましょう

そうすることで、家計節約の目標達成スピードも違ってきます。

かりに家計の節約の達成度合いが、世帯平均と同じくらいだったとします。

しかしそれで安心していてはいけません。

世帯平均はその言葉どおり、あくまで平均値です。

つまり平均値よりも上の人もいれば、下の人もいるということで、世帯平均よりも下の人がいるということは、そこの家庭はさらにやりくり上手、家計節約にいそしんでいることになります。


家計節約を続けていくには、つねに我が家より節約上手の家庭を、すなわち上を見ていかなければいけません。

節約疲れ」という言葉もありますが、疲れてしまって妥協したり中止してしまっては、元のモクアミとなってしまいます。

つまるところ、家計節約というものには終わりがないのです。


家計節約を続けていくと、あるところでやりくりに限界を感じることがあります

またいくら家計簿とにらめっこしていても、なかなか家計が楽になっていないこと自体、ストレスになる場合もあります。

家計節約は、そもそも収入に限りがあり、その収入の範囲内でやりくりをしなくてはいけない場合などに行うものです。

しかしもし、一家の大黒柱が病気やケガをしたり、あるいは会社からリストラにあったりした場合などは、節約だけで対応するのも限界があります。

子供はだまっていても年々教育費がかかるようになりますし、マイホームのローンもまだ何十年と残っていることもあるでしょう。

やはりここは家計節約だけでなく、並行して主婦が収入を得る道を探してはどうでしょうか

何かあってから動き出すのではなく、家族で相談して、出費を減らしながら収入を増やせば家計節約もよりスムーズになる、という観点で何も起きていない今この時から考えていくのです。

仕事といっても必ずしも外にでる必要もなく、最近では主婦を対象とする在宅での仕事やアルバイトなども増えてきています。

仕事内容も多岐にわたるため、まずは自分が出来そうな仕事があったら、申し込んでみましょう。

ただし、やみくもに登録すると悪徳業者のカモになってしまうリスクがありますので、会社の概要や実績、利用者の声などもあわせて情報チェックしながら、得られる収入が多少低くとも、まずは安定したところで仕事を探すことを第一にしましょう。

毎月ほんの数万円の収入を安定的に得るだけでも、家計には大いに助けになるはずです。

家計節約と在宅での仕事を組み合わせをまず体験して、それに慣れるところから少しづつはじめ、慣れてきたらさらに高度なやり方を考えていくようにしましょう。
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